平成22年3月3日(水)、第13回となる平成21年度の助成・表彰は、「集積デバイス技術・LSI システム」「光エレクトロニクス」「先端デバイスおよび材料」「環境エネルギー・バイオエレクトロニクス」のいずれかの分野に従事している研究者を対象に公募・選考し、研究業績表彰3名、交流研究助成11名の国内外研究者に対して総額2,000万円の助成金・表彰金を贈呈しました。
■ 研究業績表彰 総額700万円
我が国の大学、国公立研究所等の研究機関において、研究交流に基づき顕著な業績をあげつつある研究者を表彰するものです。
(敬称略)
丸文学術賞
(賞状、賞金 300万円および記念品 受賞者1名)
樋口 昌芳(40歳・日本)
独立行政法人 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点独立研究者
有機/金属ハイブリッドポリマー材料の開発とエレクトロニクス応用
丸文研究奨励賞
(賞状、賞金 200万円および記念品
受賞者2名/賞金合計400万円)
戸川 望(40歳・日本)
早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 情報理工学科 教授
システムLSI のアーキテクチャ設計自動化技術とその応用に関する研究
村上 修一(39歳・日本)
東京工業大学 大学院理工学研究科 物性物理学専攻 准教授
スピンホール効果の理論的研究
■ 交流研究助成
満年齢原則35歳以下: 受領者11名/助成金合計1,300万円
我が国の大学、国公立研究所等の研究機関が、研究交流を目的として海外から受け入れる外国人研究者、もしくは海外へ派遣する日本人研究者の研究費等を助成するものです。
(敬称略)
金 江玟(30歳・韓国)
大阪大学 産業科学研究所 博士課程
TlInGaAsN/GaAs の成長と温度無依存波長レーザーに関する研究
マノージュ ダッタ(28歳・バングラデシュ)
琉球大学 大学院理工学研究科 総合知能工学専攻 博士課程
地球温暖化防止のためのスマートグリッドを用いた大規模太陽光発電システムの高機能化に関する研究
ツァンダー マレーネ(26歳・ドイツ)
早稲田大学 先進理工学研究科 電気・情報生命専攻 博士課程
量子ドット網構造半導体の研究
柴田 憲治(35歳・日本)
東京大学 生産技術研究所 助教
極低温・強磁場走査ゲート顕微鏡を用いたInAs量子ドットトランジスタにおける電子波動関数制御と新機能の創成
ホサイン MD. ファルク(33歳・バングラデシュ)
富山大学 大学院理工学教育部 新エネルギー科学専攻 博士課程
色素増感太陽電池の高効率化に関する研究
チャクラバティ スバンカー(32歳・インド)
東北大学 金属材料研究所 准職員COE フェロー
ダブルオーダーペロブスカイト酸化物薄膜のエピタキシャル成長と新奇磁性の発現
フレデリック ヴェルナー(27歳・ドイツ)
東北大学 大学院医工学研究科 特別研究学生
高密度光源の使用による半導体化学イメージセンサの高解像度化に関する研究
韓 東麟(26歳・中国)
京都大学 大学院工学研究科 材料工学専攻 博士課程
プロトン伝導型燃料電池のカソード材料として用いる電子とプロトンの混合伝導体の探索
朴 動鎭(28歳・韓国)
東北大学 多元物質科学研究所 博士課程
次世代光機能デバイスを目指した酸化チタンナノチューブの基礎物性に関する研究
マトヴィエフ ミッコ(34歳・フィンランド)
東京大学 物性研究所 ポスドク
酸化物ペロブスカイト埋め込み構造における2次元輸送特性
シュビ フェリックス カイジャゲ(34歳・タンザニア)
琉球大学 大学院理工学研究科 総合知能工学専攻 博士課程
超広帯域分散補償用負分散フォトニック結晶ファイバの最適設計
■ 国際交流助成(海外旅費)
受領者19名/助成金額330万円を助成しました。
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■ 産学官交流助成(国内旅費)
受領者6名/助成金額75万円を助成しました。
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