IEEE ICRAはロボット分野において最高峰の学会であり、世界各国の研究者たちが集まる権威ある学会である。今年はSingaporeで開催され、投稿論文の採択率は40%であった。学会の参加者は3,221名に達したと報告された。様々な分野の論文が投稿されたが、中でも「Aerial Robot」に関する論文が最も多く、7つのセッションが組まれた。右に学会の様子を写真で示す。
申請者は自動運転および運転支援システムへの搭載を目指し、他車の車線変更を自動で検知する手法を提案した。発表は「Autonomous vehicle」というセッションに編成され、多くの車関連の研究者たちと議論することができた。5分のspotlight発表後に各boothでinteractive発表を行い、一人一人からの質問やコメントをもらうことができた。
最も多く質問されたのは実システムへ搭載する際の性能に関することだった。現在の段階では、交通データによるシミュレーションのみを行ったため、実システムで予想される課題点について検討するべきであることを再び確認した。
以下に発表時の様子を写真で示す。
ロボット分野における最高峰の学会に相応しい最先端の研究発表が多く、とても有意義な時間となった。また、世界の研究者たちと積極的にコミュニケーションを取り、意見交換を活発に行った。自分の研究発表においては、関連研究を行っている研究者たちから発表内容を共有していただきたいという依頼を受け、情報交換を行った。
申請者は今回が3回目の国際発表であり、英語での発表がかなり負担であったものの、無事発表を終えることができた。もう少し英語力を身につける必要があると感じた。しかし、下手な英語でありながらも色んな人と情報交換をすることができたので充実感を感じた。今回の学会を通じて世界で活躍する研究者になりたいという向上心ができた。