
SPIE Photonics Westはレーザ、生体医用光学、オプトエレクトロニクス、ならびにバイオフォトニクス、量子、ビジョン応用を支える技術に関するSPIEの光技術関連で最大の旗艦学会である。
サンフランシスコのモスコーニセンターで毎年1月に開催される国際会議であり、ケーブルカーやゴールデンゲートブリッジなど歴史あるサンフランシスコに恥じぬような30年以上もの歴史を持つ。また、23,000人以上の登録者を集め、40か国から参加し、100の会議は4,200件もの技術発表を行い、5つの展示会には約1,600もの出展者が集結した。この規模の国際会議はこの分野では類を見ない最大級の学会である。
私はPhotonic Devices: Passive, Nonlinear, and Optoelectronicsというセッションで「Single frequency spaced flat comb generation using in-phase/quadrature modulator controlled by parameter estimation and spectral shaping」というタイトルの口頭発表を行った。
本研究テーマは電気光学変調器であるIQ変調器を用いて光コムを発生させ、自動制御で平坦な光コムを生成するというものだ。光コムは光通信での多波長光源や加工などのための超短パルスレーザ、また計測など幅広い応用が期待されており、その時に平坦であることが非常に重要になってくる。
本研究ではコヒーレント通信で多用されているIQ変調器を用いて自動で光コムを平坦にする並列型二段階パラメータ制御法(P-TSPC)の実験実証を行い、25GHz間隔の平坦な光コムを自動で生成した。
質疑応答では、こちらが想定していなかった点での本研究の影響を聞かれ、新たな知見を得るとともにプレゼンの重要性を非常に感じる発表となった。

今回の国際会議を通じて感じたことは光コムという同じ研究のなかでも、私の研究の特殊性である。それゆえに光コムの研究者は勿論のこと他の研究者に理解してもらえるようなプレゼンをすることが非常に重要であると感じた。最新の研究の知見を得るという目的だけでなく、資料の作り方や見せ方は勿論のこと発表の仕方という観点からも非常に学びがある会議となった。
また、本会議は世界各国のトップの研究者は勿論のこと産業界との結びつきが非常に強い国際会議であったために展示会などで様々な製品を見たり、説明を受けたりすることで自分の研究や最先端の研究の需要を把握でき、非常に有意義で興味を惹かれた。高頻度で国際会議に参加し発表することの意義を非常に感じるきっかけとなったので来年も論文採択を目指したい。
最後に、本会議への参加にあたって多大なご支援を賜りました丸文財団に心より感謝申し上げます。大学院生という若い時期にこのような貴重な体験ができたことを活かしてこれから精進していきます。
