エレクトロニクスや関連した物性物理・材料科学の分野の若手研究者を顕彰する活動を続けている丸文財団と先端融合COEナノ量子情報との共催で開催された丸文財団特別公開シンポジウム。前半の講演では、平成24年度 丸文学術賞を受賞した河野先生をはじめ、フォトニクス/エレクトロニクス分野で最先端を走っている5名の講師を迎え、次世代を担う研究成果や今後の展望について熱く語っていただきました。
河野 行雄 東京工業大学(平成24年度 丸文学術賞 受賞)
『新規開拓電磁波「テラヘルツ波」で捉える物質の機能 ~ 半導体、ナノカーボン、ソフトマター ~』
年吉 洋 東京大学(平成20年度 丸文学術賞 受賞)
『MEMS技術のフォトニクス応用』
田中 拓男 理化学研究所(平成19年度 丸文研究奨励賞 受賞)
『光メタマテリアルの作り方 -あり得ない材料を目指して』
金光 義彦 京都大学(平成9年度 丸文研究奨励賞 受賞)
『キャリア多体効果と高効率フォトニクスデバイス』
菅原 充 QDレーザ
『量子ドットレーザ:先端科学技術の商用化』
後半のパネルディスカッションでは、講演者を中心にパネリストを構成し、日本の科学技術や大学教育の現状や問題点、これからの若手の人材育成について多岐にわたる内容の討論がなされました。大学、産学連携ベンチャー企業、電機メーカーなど、多様なキャリアを持つパネリストにより、基礎研究から応用まで、それぞれの立場で活発な意見の応酬が行われました。
モデレーター: | 小川 哲生(大阪大学) 森 勇介(大阪大学) |
パネリスト: | 金光 義彦(京都大学) 田中 耕一郎(京都大学) 菅原 充(QDレーザ) 広崎 膨太郎(NEC) 波多野 睦子(東京工業大学) |
---|
モデレーター:(左から) 小川、森
パネリスト:(左から) 金光、田中、菅原
パネリスト:(左から) 広崎、波多野
シンポジウム終了後、講演者、パネリスト、開催者と学生との懇親会が和やかに行われました。今後の科学技術研究の動向や将来に興味を持つ多くの方々に参加いただき、聴講者だけでなく、講演者にも好評を受けた今回の特別公開シンポジウム。10名の講師/パネリスト/モデレーターのうち6名は丸文研究業績表彰受賞者と、関係者にとっても貴重な情報交換の場になり、盛況のうちに終了いたしました。