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国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・
参加者名
吉田 晃基
(大阪府立大学 大学院工学研究科 電気情報システム工学分野)
会議名 The 2017 International Symposium on Nonlinear Theory and Its Applications (NOLTA2017)
期日 2017年12月4日〜7日
開催地 メキシコ,カンクン
1.国際会議の概要

国際会議 The 2017 International Symposium on Nonlinear Theory and Its Applications (NOLTA2017) は、2017年12月4日(月)から12月7日(木)にかけてメキシコ,カンクンのCancun International Convention Center で開催されました。本会議は電子情報通信学会 (The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers) のNOLTAソサイエティの主催です。一昨年(2015年)は香港で、昨年(2016年)は熱海市と毎年世界の様々な都市で開催されています。プログラム委員の発表によると、13の国から合計206件の論文が投稿され、そのうち198件が採択されました。全部で41のセッションに分かれており、発表形式は口頭発表で発表時間が15分、質疑応答の時間が5分です。

それに加えて会議2日目は午前8時40分から、3日目と4日目は午前9時30分から1時間のプレナリー講演が行われ、今年は以下の3人の先生が発表してくださいました。

   ≪カンファレンスディナー≫

 Professor Andrea L. Bertozzi, University of California Los Angeles.
 Professor Adilson E. Motter, Northwestern University.
 Professor Kurt A. Wiesenfeld, Georgia Institute of Technology.

また、会議3日目にはカンファレンスディナーが、4日目にはstudent paper award の候補者たちによるポスターセッションが行われました。会議全体を通して活発な議論が行われている印象を受けました。次回のNOLTA2018は、2018年9月2日から6日にスペインのタラゴナで開催予定です。

2.研究テーマと討論内容

NOLTA2017では “Numerical and experimental investigation of basin for a DC bus system with delayed feedback control” というタイトルで15分の口頭発表を行いました。内容は、発電から送電、消費までを全て直流で行う「直流給電システム」に関するものでした。システム内の負荷の消費電力がステップ状に変化した時、変化の振幅が大きいと、供給電圧が急激に低下する現象が生じてしまいます。そこで、カオスシステムの安定化で有名な「遅延フィードバック制御」と呼ばれる制御法を用いて、直流給電システムの負荷変動に対する安定性の向上を図りました。一つの電源と一つの負荷から構成される直流給電システムの基本回路に遅延フィードバック制御を施し、負荷変動に対する安定性が向上したことを数値シミュレーションと回路実験の両方で確認しました。発表後の質疑応答の時間では、内容の詳しい説明と、より複雑なシステムへ拡張した際に、今回の調査内容をどのように応用するつもりかについて聞かれました。

≪口頭発表の様子≫

3. 国際会議に出席した成果(コミュニケーション・国際交流・感想)
  ≪ポスター発表の様子≫

NOLTA2017では口頭発表のセッションの他にstudent paper award の受賞候補者たちによるポスターセッションがあり、私も参加・発表を行いました。ポスターセッションの発表時間は1時間で、様々な大学の先生や学生が聴講のためにセッションに参加していました。私自身は残念ながら受賞することはできませんでしたが、英語で多くの方に一対一で研究成果を発表することができ、非常によい経験となりました。次回は受賞できるように頑張りたいと思います。

また、私自身の初の海外渡航ということもあり、今回の国際会議への参加に加えて、現地にたどり着くまでの移動や、現地での生活からも色々なことを学ぶことができました。特に、現地では公用語のスペイン語の他に、英語もよく使われているため、自身の英語力を試すことができました。現地の人に私の発音が通じたことが嬉しかったです。その他にも、チップなどの日本にはない文化を経験することができました。

最後に、本国際会議に参加するにあたり「国際交流助成金」を交付してくださった丸文財団に深く感謝いたします。

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