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国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・
参加者名
小田島 康洸
(山形大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻)
会議名 13th European Conference of Applied Superconductivity (EUCAS 2017)
期日 2017年9月17日〜21日
開催地 スイス、ジュネーブ
1.国際会議の概要

第13回応用超伝導欧州会議(The 13th European Conference on Applied Superconductivity (EUCAS))は、2年に一度開催される国際会議であり、隔年で開催されるApplied Superconductivity Conference (ASC) と並んで最も重要な超伝導に関する国際会議の一つである。

構成は、エレクトロニクス,材料,ラージスケールという3分野からなり、高い学術レベルと産業界への影響力がある。毎回、全世界から約3,000人の研究者が参加し、5日間の会議を行う。今年はスイスのジュネーブで9月17日〜21日まで開催された。ヨーロッパ諸国を中心とした参加者が多いものの、日本、中国、オーストラリア、アメリカ、など世界中から多くの研究者が参加していた。5日間にわたるプレゼン、ポスター発表など様々な場面で活発な議論が交わされていた。

≪サンピエール大聖堂の外観と内観≫

2.研究テーマと討論内容

Superconductor-Insulator-Superconductor (SIS)接合はミリ波・サブミリ波帯を検出する電磁波受信機に応用されている。受信機の更なる低ノイズ化、高性能化にはSIS接合に流れるサブギャップ電流の低減が要求される。サブギャップ電流は超伝導薄膜の高品質化により、超伝導薄膜内の格子欠陥と不純物散乱に起因する余剰な準粒子トンネル電流を抑えることで低減が可能であると期待されている。しかし、Nbを用いたSIS接合において、上下の超伝導電極がともに単結晶の構造は未だ報告例がない。そこで、我々は、上下ともに単結晶Nbを用いたSIS接合の作製及び評価を目標とし、その前段階として、上下ともに単結晶NbであるSIS構造の作製を目標に実験を行ってきた。その成果をEUCASにて発表してきた。

上下ともに単結晶Nbを用いたSIS構造の作製には成功しているが、実際にSIS接合を作製して電流−電圧特性の測定結果はないのか、といった質問が多かった。また、SIS接合作製プロセスに関するアドバイスをいただいた。今後、アドバイスを参考に最終目標であるSIS接合の作製及び評価を行っていきたいと考えている。

3. 国際会議に出席した成果(コミュニケーション・国際交流・感想)

今回の発表では、様々な国の研究者の方と交流することができた。初めは、英語で対応できるか不安であったが思っていた以上に英語で会話することができたのでよかった。また、私自身海外に渡航するのが初めてであったため、英語の重要性を、身を持って感じることができた。しかし、私の英語能力が十分ではなかったので質疑応答に手間取ってしまう場面が多々あった。そのため、今後は今まで以上に英語能力を向上させていきたいと考えている。また、研究者の方から研究成果についておほめの言葉をいただくことができ、今後の研究の励みになった。

≪花時計≫
針以外は草や花でつくられています
≪大噴水≫
午前10時頃から日没まで出続けています

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