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国際交流助成受領者による国際会議参加レポート

受領・
参加者名
橋本 将明
(慶應義塾大学 大学院理工学研究科)
会議名 2017 International Conference on Optical MEMS and Nanophotonics (OMN 2017)
期日 2017年8月13日〜17日
開催地 Santa Fe (USA)
1.国際会議の概要

今回参加した2017 International Conference on Optical MEMS and Nanophotonics (OMN 2017) は光MEMS ならびにナノフォトニクス分野における大学・企業の研究者が多数参加する当該分野の最大規模の会議の一つです。今回22 回目の開催となるOMN 2017はサンタフェ(アメリカ)にて開催され、100 件を超える口頭発表と50 件程のポスターセッションが行われました。発表は1つの大教室にて行われ、研究内容に精通した参加者同士で濃密な議論が行うことができます。会議では光学とマイクロナノ技術を融合させた基礎研究から応用研究まで独創的かつ非常に学際的な研究が多く発表されていました。具体的には、MEMS 技術を用いた様々なセンサーからスキャナミラー、レンズなど光学に関する発表まで多岐にわたる内容でした。

≪発表会場であるホテルの外観≫

2.研究テーマと討論内容
≪発表中の様子≫

今回は“Development of Electrothermal Lens Actuator for Endoscopic Blood Flow Sensor” と題して発表しました。私は超小型光学式血流センサーを搭載した医療用内視鏡デバイスの開発に関する研究を行っています。今回の発表では、開発を進める内視鏡デバイスに不可欠な構成要素であるアクチュエータに焦点を絞り、独自の発想に基づいて新たに提案した革新的な超小型MEMSアクチュエータ(長ストローク・低電圧駆動・省スペース)の妥当性を、有限要素解析シミュレーションで検証した結果を発表しました。口頭発表内の質疑応答では、内視鏡下の非接触による血流計測技術の意義といった研究の根本的な部分に関して、内視鏡デバイスを研究している海外の研究者と議論を行いました。発表中の質疑では時間が足らなかったので、発表後にも直接一対一で予備データを示しながら議論を交わし有意義な知見を得ることができました。また、議長の方からアクチュエータの時間応答性といった具体的な部分にも質問をいただき、会議を通して幅広い内容の議論を交わすことができました。

3. 国際会議に出席した成果(コミュニケーション・国際交流・感想)

研究背景や新規性といった内容を正しく効果的に伝えるために行ったプレゼンテーションの推敲プロセスと、海外研究者との議論といったフィードバックの両者によって、自分の研究の立ち位置・意義・これからの方向性を深く再考する機会になりました。研究内容に対しても、不十分な部分を明確に再認識することができ、それらの気付きはこれからの研究計画に非常に役立つと思います。また専門的なワードが飛び交う発表やディスカッションを理解し、英語でコミュニケーションをとる事は大変難しかったですが、世界トップレベルの一流研究者が一同に集まる国際会議の“雰囲気”を経験することで研究へのモチベーション向上に繋がりました。最後に、発表の機会ならびに研究者の方々と知り合う機会を得た OMN 2017 への参加にあたり、貴財団から多大なる支援を賜りました。心よりお礼申し上げます。

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